CFP試験を始めて受けるあなたへ大失敗した私の勉強方法を紹介!

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2018年11月18日にあったCFP資格審査試験「相続・事業承継設計」を受けましたが、「試験の勉強方法が間違っていた!」と早速反省しました。

これまで色々な資格を独学で取ってきた私にとっての勉強方法は、【合格】FP2級の勉強方法は意外とシンプルだけど継続が大事でも話した通り過去問を繰り返し解いていき出題傾向を掴むことでした。

今回もこれまでと同じパターンで勉強をしてきましたが、CFP試験では半分ほどしか太刀打ちできませんでした。

私は初めてCFP試験を受けましたが、次回からは勉強方法を改善する必要をひしひしと感じたので、今後の勉強方法について書いていきます。

始めてCFP試験を受験したときの勉強方法

CFP試験の概要

これまでCFP試験を受けたことのないあなたに試験の概要を説明しておきます。

試験は120分間で50問を解いていく必要があります。

解答用紙はマークシート方式で4択問題となります。

試験内容は主に

  1.  相続の概要
  2.  相続税の仕組み、総額、計算、課税財産など
  3.  遺言及び成年後見制度等
  4.  相続対策
  5.  贈与税及び相続時精算課税制度
  6.  相続財産の評価
  7.  相続税の課税価格等(国外財産・外国に住所のある者)
  8.  事業承継等

となっています。

このように相続分野に関する問題ばかりで、計算問題と文章問題がおおよそ半々となっています。

今回の勉強方法

CFP試験対策をネットなどで調べると

「過去2年分の問題を3回ほど解いて、内容を理解しておけばよい」

というのが多いかったので、私も過去問2年分を買って2カ月ほど前から勉強を始めました。

1年間で2回試験があるので4冊になります。

最初は問題を見ても分からないので、分からなければすぐに回答をみて計算問題であれば計算方法の確認、文章問題であれば内容の理解をするようにしていました。

分からない問題をずっと眺めていても時間の無駄です。分からなければすぐに回答をみて理解していくことが近道です。(今までの経験上)

2回目となると、問題を見ればどういうことが言われているのか分かり、3回目となると計算問題で必要な式などをすぐに思いだし、文章問題でも正解できるようになりました。

結局、試験当日まで5回ほど2年分の過去問を繰り返すことになり、5回目になると問題を見ただけですぐに回答方法が分かるようになっていました。

こうなると「試験もこの調子でいけるかな?」と考えた自分が非常に甘かった。

今回の勉強方法の欠点が試験当日に分かったのです。

なぜ今回の勉強方法が間違っていたのか?!

相続・事業承継設計の試験時間は午後3時30分から午後5時30分までの120分間。

試験開始の合図とともに、私は問題用紙を開きました。

最初の問題は「相続の概要」で法定相続分や相続税の総額の計算問題などです。

過去問でも解いていた内容ですが、過去問と一緒の問題が出るわけはありません。

そうです!過去問を繰り返して分かったつもりとなっていましたが、細かい部分までの知識が入っていなかったのです。

そのため、過去問と同じような問題でも少しひねられた問題やその場の臨機応変さを求められる問題となると、計算をしても4択にある答えの数値が出てこないのです。

また、文章問題も同じ。

過去問の文章問題を覚えたりしていても、同じ問題が出るわけはほぼないわけですから、問題で聞かれている内容は分かりますが、答えは全く検討つかない、分からない状態になってしまったのです。

試験を受ける前は、「試験終了前30分には部屋を出ることが出来るかな」と安易に考えていましたが、それどころではない!

120分で問題を解き終えるかどうかぎりぎりのところでした。

そんなぎりぎりの状態で試験も終わり、なんとか50問は解き終えることはできました。

試験問題は持ち帰ることが出来るし、翌日には模範解答(正解番号のみ)がFP協会のホームページで発表されます。

翌日になり、自己採点をしたところ結果は、50問のうち22問の正解・・・不合格間違いなし。

今回受験して反省すべき点は、

  •  過去問を繰り返し解くと傾向など分かるが、問題に関連する他の事項を理解せず、浅く勉強してしまった→少しひねった問題に対応しきれない
  •  過去問は解けるようになるが、それで分かったつもりになってしまった→細かい点の理解不足
  •  税制の改正など時事問題を把握していなかった→過去問に頼りっぱなし

ということでした。

次のCFP試験に向けて改善すべき勉強方法

反省すべき点が分かり、改善すべき点が見えてきました。

大きく改善すべき点は、過去問だけではなく、テキストも買うこと!

これまでの他の資格試験の勉強でも過去問とテキストを買って勉強していましたが、今回はネットで調べた内容をうのみにしてしまってテキストを買っていなかったのです。

試験が終わった後、早速FP協会が出しているFPテキスト「相続・事業承継設計」を買いに行きました。

中身を確認すると、説明が詳しくされています。

このテキストを見た瞬間、「過去問だけではなく、テキストも買っておくべきだった!」と大反省。

実はテキストも買おうと思っていたのですが、「過去問だけで合格する」という根拠のない自信と、テキスト代をケチる(笑)しょうもない気持ちが大失敗へと導いたのです。

テキストを確認し、今後受けるCFP試験の勉強方法を決めました。

  • 過去問を繰り返し解いていくことは変える必要はない
  • 過去問で間違えたところ、理解の浅いところはテキストで確認する
  • テキストで確認するときも関連する他の事項も確認、理解して視野を広める
  • 時事問題もニュースや専門誌などでチェックする

ことにしました。

さいごに

やはり資格をとるためにはそう簡単にはいきません。

今回の試験結果はまだ出ていませんが、自己採点から合格は遠いです。

ただ、今回失敗したことで改善すべき点も分かりました。

次はこの改善すべきところをしっかり改善し、次のCFP試験にむけてまた一歩を踏み出していきます。

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