仮登記 vs 付記登記
「順番を確保する」のか「中身を修正・更新する」のか。
不動産登記における2つの重要な形式を、直感的に理解しましょう。
「とりあえず順番だけ確保!」
将来の本登記に備えた予約。
目的:順位の保全
手続きに必要な書類が足りない時や、将来の契約のために「枠」をキープします。
効果:対抗力は保留
仮登記だけでは第三者に勝てませんが、後に「本登記」をすると、仮登記の時点まで順位が遡ります。
よくあるケース
- • 売買予約(将来買う約束)
- • 必要書類の不備で即日登記できない時
付記登記
「前の登記にくっつけます!」
主登記の順位を引き継ぐ枝番号。
目的:同一性の保持
既にある「主登記」と一体であることを示し、その順位をそのまま使いたい時に使います。
表示:1番の付録
「1番付記1号」のように表記され、常にセットで扱われます。
よくあるケース
- 住所変更・氏名変更(名変)
- 抵当権の移転(債権者が変わる)
決定的な違いのまとめ
| 比較項目 | 仮登記 | 付記登記 |
|---|---|---|
| 順位の扱い | 将来のために予約する | 主登記の順位を引き継ぐ |
| 主な役割 | 未完成・権利のキープ | 内容の修正・変更・移転 |
| 見た目 | 独立した新しい番号 | 「◯番付記◯号」という枝番 |
🏘 仮登記のイメージ
「行列のできる店で、とりあえず代表者が並んで場所を取っている状態。あとで本人が来れば(本登記すれば)、並び始めた時間から入店できる。」
📝 付記登記のイメージ
「既に提出した履歴書に、あとから付箋で修正や追記をする状態。新しい履歴書(新しい順位)として出し直すのではなく、あくまで元の書類の一部。」

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