年が明けると、近づいてくるのが確定申告の時期。
前年の領収書やレシートをまとめたり、関連書類を準備したりする気合が必要となってきます。
毎年、確定申告書に必要事項を記入していますが、次のことをあなたは考えたことがありますか?
ここにある”収入”と”所得”って一体何が違うの?
と、子どもに聞かれたときに、あなたは正確に説明することができるでしょうか?
今回は、「収入と所得の違い」について書いていきます。
説明の前に、知っておいてもらいたい「世の中で知らないことがあると…」
世の中で、税金やお金の仕組みに興味がない人は、
・一緒じゃないの?
・そんなこと知らなくても生きていける
という思いの人が大半だと思います。
私も、FPの資格をとるまで全く気にしたことがなかったし、知っていなくてもなんとか生活できるような単語でした。
しかし、FPの資格をとったことで、このようなことばを知らなくては
ことが分かったのです。
これは私にとって人生で重要な戒めの一つとなっています。FPの資格と出会わなければ人生でかなりの金額を損していました。FPのことをあなたに少しでも知ってもらいたいです。
収入、所得って一体何がちがうのかをあなたに説明します!
今からお話しする内容は、現役の会社員と仮定します。
今から収入と所得の違いについて書いていきますが、ざっくり言うと、
です。
ざっくり言いすぎだし、収入と所得の違いが分からないんだから、この式で理解できるわけないだろ!
すみません。引き続き説明をしていきます。
収入と年収って一体何が違うのか?
収入とは、皆さんがよく周りの人に聞く(笑)
「年収いくら?」
の年収が収入にあたります。
この収入ですが、源泉徴収される前の金額となるので、
となります。
給与所得控除額って会社員にとって有利なの?不利なの?
会社員は、個人事業主のように必要経費を差し引くことができません。
その代わり、所得税法で定めた給与所得控除額を給与等の収入金額から差し引くようになっています。
給与等の収入金額 | 給与所得控除額 |
180万円以下 | 収入金額×40%(最低65万円) |
180万円超~360万円以下 | 収入金額×30%+18万円 |
360万円超~660万円以下 | 収入金額×20%+54万円 |
660万円超~1000万円以下 | 収入金額×10%+120万円 |
1000万円超 | 220万円(上限) |
500万円×20%+54万円=154万円が給与所得控除額となります。
※ 特定支出(法などで定められたいくつかの支出のこと)については、説明を省いています。
所得は収入と何がちがうのか?年収と所得もちがうのか?
今まで説明した収入から給与所得控除額を差し引いたのが所得となるわけです。
ですから、年収500万円の会社員の所得は、
年収-給与所得控除額=所得 つまり、
となるのです。
収入、所得のちがいをまとめてみると
まとめるとこのような感じです。
収入 | 源泉徴収される前の金額であり、給与や賞与を合計した金額 |
所得 | 収入から給与所得控除額を差し引いたもの |
毎月会社などから手渡されている給与明細もかかれている単語の意味を知らなければ興味がわかないですし、知らないままで損をしていることがあるかもしれないので、本などで知識をたくわえる必要があります。
この本は、給与明細には、収入だけでなく、貯蓄、税金、社会保障に関する情報が満載。
また税務署員もしている手取り増加術も公開されているので、あなたの給与明細に対する意識がきっと変わります。
さいごに
日頃何気ない用語にも意味があるんですね。
このようなことから
自分の人生で資産を得る機会を逃している
ということを言ったのです。
私もFPの資格をとるまで、税金やお金の仕組みなど全く無知でした。
しかし、色々知っていく中でこれまで損をしていたことがあったりしたので、そのあたりをブログで書いていき、皆さんの役に少しでも立てばと思っています。
どうぞこれからこのブログをよろしくお願いします。
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