首の横のしこり・ふくらみがあるときは耳鼻咽喉科を受診したほうがいいの記事で、私の首の横のしこりは町の病院では原因が特定できないため、大病院へ紹介状を書いてもらいました。
今回は、前回の記事の続きで
- 大病院で首の横のしこりの検査はどんなものか
- どのように診察をするのか
- 診察はどれくらいの期間必要か
などを紹介していきます。
前回の記事はこちらです。
1回目の診察は首のふくらみに針を刺して内容物を抜き取った
紹介状を手に近くの大病院での診察がはじまりました
1回目は、先生の問診、触診などで首のふくらみの中の成分を調べるということになりました。
早速、ベッドに寝転がり、医師と看護師の2名が私の横に立ちます。
医師が注射器を持ち、看護師が吸引道具を持っている、針の太さは0.8ミリ。
意外と太い。
医師が「少し痛いですよ」と言い、のどのふくらみ部分に注射針を「プス」とさす。
すると、看護師が一気に吸引道具で内容物を吸い取ろうとする。
しかし、看護師からは「先生!内容物がでてきません。」と・・・
そこで次は1.2ミリの太さの針に変更して内容物を吸い出すことになりました。
先生が、「結構太い針になりますが、いいでしょうか?」と尋ねてきたけど、ここで「いやだめです。」と言えば、検査が進まない。
さっきの針でも思ったほど痛みもなかったので、今回も大丈夫だろうと思い、「いいですよ。」と答えました。
先生がさっそく首横のしこりめがけて針を突き刺す。
チクッとしたが、想像より痛くはない。
看護師さんが注射筒を引くと、「なんかわずかに吸い取れたかも」とのことで、先生も注射筒の中を見るとなんだか組織片みたいなものがあるような感じとのことでした。
注射針を刺したところにテープを貼って、その日の検査は終わりました。
悪性腫瘍の可能性?!2回目の検査は造影剤を入れてのCT検査へ
1回目の検査で吸い取れたと思われた内容物は検査の結果、吸い取れていないことが判明しました。
先生から、
「注射針で吸い取れないということは、中が個体の可能性がある」
「造影剤を入れて、CTをとってふくらみがどのようなものかを確認したい」
とのことでした。
先生からはさらに、
「注射で内容物をとれないなら腫瘍の可能性が高い」
「今の段階では良性か悪性かもわからない」
「調べるには造影剤を入れてCTをとって腫瘍がどのような形、状況かを確認したい」
「時間がかかるけど、大丈夫か」
と尋ねられました。
私は、一気に不安が高まりましたが、先生の言葉に従って診てもらうことにしたのです。
造影剤を入れたことはないし、CTもはじめてで不安だった。
でもそれより不安なのは腫瘍が悪性かもしれないとのこと。
残される家族はどうなるか、自分の持ち物の片付けなど、CTの準備ができるまで終活を考えたりした。
すると、CT検査の部屋へよばれ、台の上に横になりました。
左手甲に注射針を刺され、造影剤のアレルギーの有無、造影剤が体内に入ると体内が熱くなるとの説明が看護師からありました。
実際に造影剤が体に入ると体が熱くなってきた。
体が中からポカポカするような感じ。
CT検査自体は10分くらいだったから負担はあまり感じなかった。
CTが終わり、先生の部屋へ再び行く。
この時すでにCT検査の画像が先生のパソコンに表示されていた。
先生は画像を見ると周りの脂肪と腫瘍の色が同じ、腫瘍の周りがくっきり境界があることから脂肪の塊、いわゆる脂肪腫の可能性とのこと。
ただ、放射線担当の医師に確認してもらって正式判定になるから、次回半月後にまた来てくださいとのことでした。
悪性の可能性が低くなり少し安心して帰宅した。
CT検査の結果、首の横のしこりは脂肪腫の疑いと判明
3回目の通院です。
先生からはやはり「脂肪腫」とのこと。
ただ、取り出して生検しないと良性かは確定できない。
脂肪腫も1%未満の確率で悪性になることもある。
また大きくなれば摘出しないといけない。
今摘出するか将来大きくなって摘出するかはあなたしだいとのこと。
「良性から悪性になる可能性」と「大きくなれば摘出しないといけない」なら早いうちに摘出しようと判断。
11月から年末までは仕事の都合がつかないので年明け早々に摘出手術をすることに決めた。
帰りに首のしこりを触りながら、手術までにはあまり大きくならないように、悪性にならないようにと思い、帰宅した。
さいごに
首の横のしこりの結果は脂肪腫と判明しました。
先生によれば、すぐに摘出する必要はないとのこと。
ただ、「1%未満の確率で悪性になること」と「大きくなれば摘出する必要がある」ことからこの際、摘出することに決めました。
ここでの判断が結局良かったのです。
続きは次の記事で紹介します。
コメント