2018年に出来たTHE OUTLETS HIROSHIMA(ジアウトレット広島)に行くことにしましたが、その店までに行く手段は、車かバスとなります。
車ではいつでも行けるため、今回はバスでいってみることにしました。
その中でも、土日祝日のみにダイヤが開設される広島港からジアウトレット広島行きのバスを選んで行って見ることにしました。
広島港からジアウトレット広島まで行く「西風みなとライン」の社会実験とは
広島は海に面しており、海の玄関口は広島港になります。
広島港からは、路面電車、市内中心部へ向かう路線バスがありますが、東西へ伸びる公共交通機関がありません。
また、広島市沿岸沿いには、「広島高速3号線」が2014年に開通したにも関わらず、この自動車専用道路を走る公共交通機関がなかなか誕生しませんでした。
そのため、今回の私のように広島港から広島市の西方面に行こうとすると、一度広島駅に出て、JRに乗り換えて、西方面へ向かうという乗り換えをしなくてはならず、時間もかかります。
※他にも乗り継ぐパターンはありますが、このパターンが一番分かりやすい表現かと。
以前から私は、海沿いを東西に走る公共交通機関があれば、広島港をさらに活用できるし、広島港に向かう公共交通機関を活用できる人にとっては、東西へ行くには利便性があがると思うんだけどなと感じていました。
そう思っていたところ、ジアウトレット広島ができ、その後、西風みなとラインの社会実験も始まるとのニュースを見たのです。
この社会実験の内容ですが、
2018年7月14日から2019年3月31日までの期間限定
土曜・日祝日と盆・年末年始のみ運行
広島電鉄と広島バスが共同運行
という内容です。
この記事を書いた後、さらに運行期間が延長され、2019年4月6日から2020年3月29日までとなっています!
詳しくは、
でご確認ください。
西風みなとラインに実際に乗ってみて分かった運賃、所要時間など
通過バス停
ここからは、実際に西風みなとラインに乗ってみた状況について書いていきます。
今回は、子供一人と一緒に広島港からジアウトレット広島に向かいましたが、終点のジアウトレット広島までのバス停は次のとおりでした。
・商工センター1丁目
・アルパーク
・田方東洋大前
・山田入口
・ジアウトレット広島
運賃
アルパークまで320円(パスピー利用時290円)
ジアウトレット広島まで550円(パスピー利用時500円)
広島港から広島高速3号線を通って、アウトレット広島に着くと駐車場の心配もしなくてよいところがおすすめです。
ワンコインで広島港からジアウトレット広島へ行けると考えると割安と思います。
※パスピーとは、主に広島県内のバス・電車事業者などで利用できる交通系ICカードのことです。詳しくは、パスピーホームページをご確認ください。
所要時間
アルパークまで20分
ジアウトレット広島まで35分
このときは渋滞もなく、スムーズに進むことが出来たので、所要時間どおりの運行でした。
西風みなとラインを利用して感じたこと
西風みなとラインのバス停は、広島港の正面玄関を出て真っすぐ行った位置にあります。
バス停はこのような感じであります。
私たちは、広島港から14:05分発のバスにのりました。
ここから乗る人は私たち親子だけでしたが、時刻表を見ると朝は8時台からあり、日曜日は運転免許センターまで行くようになっていました。
私たちが乗った時間は、午後でしたのでバスに乗る人が少なかったかと思いしたが、朝の時間帯や免許センターに行く時間帯はバスに乗る人はまだいるのではないかと思われます。
ちなみにバス停に掲示されているルート案内です。
アルパークでJRや市内電車に乗り換えができるのもいいです。アルパークから5分程度歩く必要がありますが。
バスは定刻通り出発すると、そのまま広島港直近にある広島高速3号線出島インターチェンジから自動車専用道へ入っていきます。
広島港出発から商工センター1丁目まで
出島インターチェンジから自動車専用道に入ると、次に止まるバス停は、自動車専用道を降りた商工センター1丁目です。
自動車専用道は河口に近い場所を通るので、天気が良ければ海の遠くまで見えるし、船が見えたりして新鮮な感じでした。
バスなので、遮音板より目線が高く遠くが見渡せるので、子供も大変喜んでいました。
自動車専用道を降りると、左手にレクトがあります。
レクトとは、
広島市西区に誕生したLECTのテーマは「知・食・住」。youme、T-SITE、CAINZが創りだす、今までになかった時間と空間を楽しめるショッピングセンターです。
というショッピングセンターで、2017年に開店しました。
わたしは、次のバス停はこのレクト直近に止まるものだと思っていました。
それは、このレクトに止まることで広島港からレクトにいきたい人は便利だし、レクトからアルパークやジアウトレット広島へ行くこともできて、商業施設の循環ができると思ったからです。
しかし、バスはレクトを通り過ぎ、しばらくして商工センター1丁目のバス停に止まりました。
この商工センター1丁目バス停付近は商業施設はなく会社しかないため、このバス停から乗る人はだれもいませんでした。
このバス停の位置については改善の必要性を感じました。
商工センター1丁目からジアウトレット広島まで
商工センター1丁目バス停を過ぎると次はアルパークに止まりました。
ここでは、乗客が6名ほど乗車してきました。
アルパークのバス停で気づいたのですが、アルパークとレクトを循環する100円バスが運行されていました。
アルパークを出てからは、草津沼田道路を通り、田方東洋大前、山田入口バス停を通過していきました。(ちなみに、この2つのバス停はでは乗客の乗り降りはありませんでした。)
山田入口バス停を通過すると石内梶田交差点を右折し、ジアウトレット広島に到着しました。
ジアウトレット広島の駐車場に入ると、バスだけが通ることができるラインがあるかと思いましたが、バス停までは一般車両も通れるラインとおるので、駐車場に入ってからバス停まで2、3分はかかりました。
まとめ
今回社会実験されている西風みなとラインに乗って、広島港からジアウトレット広島へ行ってみました。
この路線の感想は、
とても便利で快適、社会実験で終わらすのはもったいない
ということです。
広島市沿岸を東西に通る公共交通機関が発展すれば、沿岸沿いの利便性が向上し、利用客も増える余地はまだまだあります。
(便数が少なければ、利用客は離れますが、費用との兼ね合いもあるのでバランスが難しいところですが。)
そのバランスを今後考える必要がありますが、ぜひともこの西風みなとラインを常設路線化してもらい、路線バスの利便性向上の一歩としてもらいたいと期待しています。
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