家計の節約の羅針盤となる「家計簿」ですが、家計節約を目指しているあなたなら人生で一度は家計簿をつけた経験があるのではないでしょうか?
そして、三日坊主の経験も…
家計簿は、ほぼ毎日生じる支出のやりとりを書いていく必要があるため、ち密にそして真面目にやろうとすればするほど、
- 精神的にプレッシャーとなる
- それが積み重なっていくと面倒となる
- 最後には家計簿をやめる
という悪循環に陥りやすいものです。
人間の脳は、いかに楽をしようと日々考えているのですから、面倒くさいことを毎日しようとするものなら、直ちに回線をシャットダウン!(笑)
しかし、家計の節約には家計簿をつけることで、無駄な出費が減ることは確実!
継続して家計簿をつけていくことで大事なことは
- 大雑把で
- 記載は毎日ではなく
- 少しでも楽に
の3つを大切にしていけば、あなたも1年間家計簿をつけていくことができます!
私自身も、今話した3点に気づいてからは3年以上家計簿の記載を続けていることが出来て、そして無駄な出費も確実に減っています。
今回は、大雑把でもいい、少しでも楽に、毎日しなくてもいい家計簿の記載について記事にしています。
家計簿が続かない理由
新年を迎えて、真っ新な家計簿を前に「今年こそは家計簿をしっかりとつけて、節約して貯金をするぞ!」
と気合を入れて、1ページ目に筆を入れていくと思います。
正月も明け、普段の生活が始まると、仕事、家事、育児、介護などなど、人によって種別は違うと思いますが、忙しい日々の始まりです。
そして、ある日こんな日がきます。
「今日は家計簿をつける時間がないから明日まとめて書こう」
明日書けば、挽回できるでしょうが、こうなると
- 二日分書くのは面倒くさい
- 明日三日分書こう
- きっちり書かないと意味がないから仕方がない
- きっちり書くのが面倒くさい
- 一週間分も家計簿を書いていない
- もうこれ以上たまった家計簿を書くことが出来ない
- やめた!
となるのが目に見えます。
このように家計簿が続かない最大の理由は「ち密かつ正確な家計簿をつけようとすること」です。
家計簿をつける目的を忘れない
あなたが書く家計簿の最大の目的は「家計の節約」です。
あなたは、会社の帳簿をつけているわけではないので、ち密さは必要ありませんし、不正確な記載があっても税金の追徴があるわけでもないし、誰からとがめられるわけでもない。
だけど、
- きっちり書かないと気持ちがすっきりしない
- 誰かに見られた時、きっちり書いていないと恥ずかしい
- 詳しく書かないと後で分析できない
という気持ちがあると思いますが、それは全てあなたの思い込みでしかない。
家計の節約が最終的な目標なので、日々の支出で無駄な支出を洗い出し、どのように対策していくのかが重要です。
詳しく書かなくても今はアプリで自動的に分析してくれるものもあるので、そこまで自分を追い込む必要はありません。
なぜ、大雑把な内容の家計簿でいいのか?
家計簿をつけることは
- 日々の支出を見える化する
- 無駄な支出を見つけやすくする
- 無駄な支出に対しどのような対策をするか
を気付きやすくすることです。
無駄な支出に対する対策を打つためには、支出の傾向が分からないと手の打ちようがない。
その傾向を掴むためには、
- 1円単位の正確な記載は必要ない
(家計簿に記載するときに数円の誤差は大目に見る) - 支出項目も大きく分けるくらいでよい
(野菜、肉、調味料とかで分けるのではなく、食費という大きなカテゴリーでひとくくりにする)
くらいの大きな気持ちで対応することは大事です。要は、無駄な支出の大きな傾向が分かれば対策を打つことが出来るのです。
日によっては、家計簿をかけない状況はあると思います。
そんなときは次の日にまとめて書けばいいでしょうが、やはり、ち密で正確な家計簿だと、まとめて書くこと自体が相当なプレッシャーとなります。
そんなプレッシャーが毎日あれば、人間の脳は必ず拒否反応を起こして、少しでも家計簿のことを脳内から叩き出そうと必死になります(笑)
そうなると、せっかく続けた家計簿の内容が無駄になってしまうので、大雑把でもいいから続けること。続ければ無駄な支出があぶりだされ、対策を打つことが出来るのです。
大雑把な内容の家計簿でいい理由は、
- 無駄な支出の傾向を掴むためには、1円単位の誤差があっても影響なし
- 人間の本能からち密な作業は続きにくい
からです。
私が実践している家計簿の書き方
私が使っている家計簿は、アプリで貯まる家計簿無料版です。
このアプリは、無料ですが、
- 収入、支出の項目を追加・編集できるので、使いやすくアレンジしやすい
- 画面に金額、項目を入力するだけ
- 一日の収入、支出計算も自動
- 支出項目のグラフ作成、支出の割合、他の月との比較など自動で作成
など、手軽に家計簿作成ができています。
ちなみに300円で有料版もあるようです。
広告がなくなり、操作も快適というレビューが多く見られます。
私は、単身赴任中ですが、支出の項目を上の画面のように
- 食費
- 酒代
- 飲み
- 土産
- 投資
- 外食
- 生活雑貨
などにざっくりと分けています。
入力画面も下の画面のとおり、シンプルで使いやすいです。
日々の買い物でレシートはもらうようにして、帰宅して2,3分程度の空き時間で、アプリに入力したり、めんどくさければ2日分を一気に入力したりしています。
項目も多くないので、長いレシートでも項目が一つで終わることも多々あります。
この辺りの手軽さ、大雑把さが家計簿が数年続いている秘訣と言えます。
無駄な支出に対する対策
この家計簿をつけるようになって気付いたのは、「飲み代の多さ」です。
仕事の付き合いでの飲みは必ずあるし、全てを断るわけもできません。私が気付いたのは、2次会に行く回数の多さでした。
2次会に行けば、楽しいこともありますが、往々にして次の日に「2次会の時、どんなことを会話したのだろう?」と思うことがありました。
そう考えると、2次会に行かなくても、1次会で存分にネットワークをつなげておいて、そのまま帰れば支出の減少につながります。
また、健康面でもいい方向につながるのではないかと思い、それからは2次会に行く回数をグッと減らしました。回数を減らしても特に悪影響はなかったので、よい判断だと思ったところです。
また、家計簿をつけることで、「無駄な買い物は控えるような気持ちが芽生えた」ということも大きな特徴の一つです。
スーパーで買い物をしたり、ウィンドウショッピングをしているとき、衝動的に商品を買いそうになりますが、自然と頭の中で、「本当にその商品は必要なのか?」という考えが思い浮かぶようになったのも事実です。
やはり、日々支出に関し、考えていれば自然と脳も無駄な支出に対する考えが定着し、支出に対する判断が鋭くなったと実感できます。
その結果、私がもらえる生活費のうち、1~2割は残すことが出来て、自分のご褒美のために欲しいものを買ったり、投資に回したりして、自己投資に充てることができています。
デジタル家計簿よりやはりアナログ派のあなたにおすすめの本
ここまでどのようにして無駄な出費を抑えるかということと、デジタル家計簿について紹介していました。
家計簿をつけたくてもデジタルではなく、アナログがいいというあなた。
ぜひともこの本を読んで楽に家計簿をつけていきましょう。
世の中のみんなはやはり家計簿の付け方をいかに簡単にしたいのかを思っているのです。
本を読むだけでも今まで知らなかった方法を知り、あなたの生活を楽にしますよ!
まとめ
家計簿をつけていくことで、無駄な支出に対する対策を打つことが出来やすくなるし、日々の支出に対する考えも鋭くなることが実感でき、継続して家計簿をつけていくことの素晴らしさを実感ししました。
人間の脳は、面倒くさいはやりたがらないのが本能です。その本能を理解し、大雑把で楽な家計簿の書き方を身に着ければ、あなたの無駄な支出に対する対策を打つことは必ずできます。
そのためには継続して家計簿をつけていくことが必要です。家計簿をつけて無駄な支出をあぶりだし、よりより人生を送っていきましょう!
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